スーパーライザーとは

スーパーライザーは、近赤外線をスポット状に照射し、従来よりも体の奥まで温められるようにした赤外線照射器です。赤外線の中でもより体の奥まで届くことで知られているのが「近赤外線」です。その近赤外線の波長帯を取り出し、直線偏光フィルターでレーザーに似た特性を持たせたという特徴があります。その効果はペインクリニックをはじめ各科で認められ、医療現場で幅広く利用されています。
スーパーライザーの特徴
従来の理学療法(低周波、温熱療法、牽引療法、マッサージなど)では効果が出ない頑固な症状や治療効果が届かない深い患部(皮下4~5センチ)でも神経の緊張を直接、しかも短時間で取り去るレベルの治療が可能です。痛みはもちろんの事、広範囲の自律神経系の疾患にも著しい効果を発揮します。
頚への照射(星状神経節照射療法)
個人差はありますが、星状神経節の照射をすると抹消の血液循環が良くなります。「血行がよくなる」というと、なんだかありふれた表現に聞こえますが、実はとても大切なことです。血行が悪い所には栄養や酸素が届きづらく、キズの修復が遅れ、ウイルスとも戦えず、老廃物も捨てられないので老化が進みます。血行の悪いところには病気がつくられやすいということです。スーパーライザーで全身の血液循環を良くしておくことは、今ある症状だけでなく、将来の病気の芽をつむという効果も期待できるのです。
星状神経節とは?

星状神経節とは、自律神経のうちの交感神経の集合体で、のど仏の両側に1つずつあります。脳幹から出た交感神経は背骨にそって神経節(神経細胞の集まり)をいくつも作りながら、骨盤まで伸びていて、それぞれ神経節から内臓や血管などの器官や、皮ふに枝を伸ばしています。星状神経節は、その交感神経節のひとつで、首の部分の背骨の前側に位置しています。背骨の前側にはりついてますから、ノドのところから数センチ奥になります。普通の赤外線照射器やレーザーでは届きませんが、スーパーライザーは届き神経の興奮を抑えます。

星状神経節照射療法の特徴
繰り返していくことにより脳の視床下部の機能が改善され、自律神経、ホルモン分泌、免疫力(抵抗力)のバランスが整い、自己治癒力が高まってくることにあります。また、自律神経のバランスを整えることにより、ストレスで引き起こされる病気にも効果が出てきます。スーパーライザー照射後は脳の血流が良くなります。脳にとって、血流が悪いということは機能低下を意味します。脳の中心奥のほうに位置する「視床下部」は、自律神経やホルモン、免疫全体的なコントロールをしている重要な場所です。
・過剰ストレスで緊張状態の方
・気分の落ち込みがはげしい方
・慢性的に強い痛みが続いている方
などにおいて、この視床下部の血流が低下していることが分かっています。
視床下部の血流が低下すると、自律神経系やホルモン系、免疫系コントロールに支障が出て、全身的に様々な問題があらわれてきます。スーパーライザーの効果範囲が広いのは、この視床下部をはじめとした脳の血流が改善することがひとつの理由です。また照射による皮膚の刺激や痛み、その他の副作用・合併症もありませんのでご安心下さい。
治療の目安
1週間に2~3回をお勧め致します。
効果の出方には個人差があります。
料金
1回500円 7分間(固定照射)
適応症
自律神経失調症、更年期障害、パニック障害、過換気症候群、過敏性腸症候群、脳卒中後遺症、不眠症(睡眠障害)、睡眠時無呼吸症候群、偏頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、月経異常、月経前緊張症、月経困難症、自己免疫性疾患、多汗症、ニキビ、帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、反射性交感神経萎縮症(カルザルギー、幻肢痛、断端痛)、円形脱毛症、抜歯後痛、末梢神経性顔面麻痺、緑内障、飛蚊症、ドライアイ、アレルギー全般、突発性難聴、メニエール病、良性発作性頭位めまい、いびき、口内炎、歯肉炎、口内乾燥症、上肢血行障害(レイノー病、レイノー症候群)、頸肩腕症候群、胸郭出口症候群、不整脈、慢性気管支炎、気管支ぜんそく、胃炎、逆流性食道炎、痔核、便秘、下痢、子宮内膜症、膀胱炎、不妊症、神経性頻尿、夜尿症、ある種の高血圧、冷え性、 など
※早く効果が出やすいもの、時間がかかるものなどあります。
また、効果には個人差があります。
※ストレスにより自律神経のバランスが崩れると、さまざまな病気(胃・十二指腸潰瘍、高血圧症、気管支喘息、不眠症、うつ病、過敏性腸症候群などが有名)が引き起こされる事はよく知られています。